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レーザー治療
※現在、網膜硝子体手術は、系列院の元木町眼科・内科にて行っております。
レーザー治療について
当院では2種類のレーザー装置を備え、網膜疾患や緑内障、後発白内障に対して、レーザー治療をおこないます。治療は外来で行うことができ、患者さんの身体的・時間的負担も少なくすみます。
網膜光凝固術
●網膜光凝固術の対象となる主な疾患
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糖尿病網膜症
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網膜中心静脈閉塞症
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網膜裂孔
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網膜細動脈瘤
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中心性漿液性脈絡網膜症 など
●網膜光凝固術とは
網膜光凝固術は、病状の進行抑制や視力低下、失明予防を目的に行う治療です。
元の状態に戻すものではありませんが、眼底の病気には欠かすことのできない重要な治療法です。
網膜にレーザーを照射し、熱で病的な部分を凝固させることにより病気の進行を食い止めます。
●網膜光凝固術を受ける患者さんへ
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治療は、外来にておこないます。
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治療時間は、病状により異なりますが5分程度です。
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点眼麻酔をおこないます。
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当日は乗り物(お車、バイク、自転車)の運転ができません。ご来院の際も、公共交通機関をご利用ください。
選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)
●SLTの対象となる方
緑内障(開放隅角緑内障)の患者さんで
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点眼だけでは眼圧が十分に下がらない方
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点眼を忘れやすい方
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点眼で副作用がある方
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妊娠予定・妊娠中・授乳中で眼圧が高い方 など
●SLTとは
SLTは、眼圧を下げる効果が期待できるレーザー治療です。
房水の排出路である線維柱帯に、低エネルギー光の短いパルスをあてることにより、目の中を循環する房水の排出路の目詰まりを解消し、眼圧を下げることで、緑内障の進行を予防する治療です。繰り返し治療することができます。
●SLTを受ける患者さんへ
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治療は、外来にておこないます。
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治療時間は、病状により異なりますが5分程度です。
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点眼麻酔をおこないます。
レーザー虹彩切開術(LI)
●レーザー虹彩切開術(LI)の対象となる方
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閉塞隅角緑内障の方(急性緑内障になりやすい状態の方)
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急性緑内障発作が起きている方(眼圧が急上昇して、眼の痛み・頭痛・吐き気・嘔吐・ 目の見えにくさ、などの症状を起こす)
●LIとは
急性緑内障発作は、放置すると急激にに視力が低下し、数日で失明に至ることもあるため、失明を予防する目的でレーザー虹彩切開術をおこないます。
レーザー虹彩切開術は、虹彩と呼ばれる茶目の部分にレーザーを照射して小さな孔を開けて、目の中の水(房水)の流れを改善する治療です。
●LIを受ける患者さんへ
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治療は、外来にておこないます。
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治療時間は10分程度です。
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点眼麻酔をおこないます。
後発白内障のレーザー治療
●後発白内障とは
白内障手術を受けてからしばらくすると、白内障と同様の症状が再び現れることがあります。これは後発白内障と呼ばれるもので、術後5年で約20%の患者さんに発症するといわれています。
●後発白内障のレーザー治療
後発白内障の場合、レーザーを用いて濁ってしまった水晶体嚢に孔を開け、眼内に光が入るようにすることにより視機能は改善します。白内障手術後、見えにくさを感じた場合もお気軽にご相談ください。
●後発白内障のレーザー治療を受ける患者さんへ
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治療は、外来にておこないます。
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治療時間は、病状により異なりますが5分程度です。
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点眼麻酔をおこないます。
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治療後少しの間、飛蚊症の症状が現れることがあります。
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当日は乗り物(お車、バイク、自転車)の運転ができません。ご来院の際も、公共交通機関をご利用ください。
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