眼瞼手術
※現在、網膜硝子体手術は、系列院の元木町眼科・内科にて行っております。
眼瞼手術とは
眼瞼(がんけん)とは「まぶた」のことです。
当院では「眼瞼下垂」や「逆さまつ毛」の治療として、日帰り眼瞼手術を行っています。
目は、見た目や表情にも関わる部位のため、整容面と視機能面の両立を図りながら治療いたします。
●保険適用の眼瞼手術
「眼瞼下垂」や「逆さまつ毛」によって、視力低下や視野が狭くなっているなどの視機能の障害を引き起こしている場合、眼瞼手術には健康保険が適応されます。
●手術用顕微鏡を使用した丁寧な操作
まぶたの手術にも手術顕微鏡を使用しておこないます。組織を拡大して詳細に観察しながら手術を行うことで、筋肉や血管など組織の見極めが正確になり、白内障手術などと同じレベルでの繊細で丁寧な手術操作が可能となりますので、出血や腫れ、内出血を最小限にすることができます。患者さんの負担を最小限に考えた手術を提供いたします。
眼瞼下垂について
●眼瞼下垂とは
眼瞼下垂症とは、まぶたを開ける筋肉(眼瞼挙筋)の作用が弱く、まぶたが下がって、眼の瞳孔にかぶさる状態です。
まぶたが重く、眠そうな表情になり、まぶたが瞳孔にかかると視界が狭くなります。 見えにくいばかりではなく、おでこを使って目をあけようとするので、おでこにシワができたり、頭痛や肩こりを生じたりします。
●眼瞼下垂の主な症状
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物が見えにくい
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眠そうに見える
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二重の幅が広くなる
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まぶたがくぼんでいる
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肩こり、頭痛
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まぶたが重く、目が開けづらい
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目が疲れやすい
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おでこのシワが目立つ
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眉毛が高い位置に上がる
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物をみるときに顎があがる など
●眼瞼下垂の日帰り手術
眼瞼下垂を根本的に治すには、手術が必要です。
眼瞼下垂は、まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)のスジ(腱膜)が伸びてしまい、筋肉の働きが弱まり、目を開けづらくなっている状態です。手術によって伸びた挙筋腱膜の再構築をおこないます。
眼瞼下垂手術は、まぶたや皮膚、筋肉などの状態によって術式が異なります。
患者さんお一人おひとりに合わせて最適な治療法をご提案いたします。
逆さまつ毛について
●逆さまつ毛とは
逆さまつ毛は、何らかの原因でまつ毛が目の表面(角膜や結膜) に接触した状態をいいます。
まつ毛によって角膜に傷がついてしまい、ゴロゴロしたり、涙目、眼脂(めやに)、充血が続くような場合は、日帰り手術による治療を検討します。
●逆さまつ毛の種類
睫毛性内反症
しょうもうせいないはんしょう
睫毛性内反症は、子どもに多い逆さまつ毛です。
まぶたの向きはほぼ正常であるにも関わらず、下まぶたの皮膚や皮下脂肪が過剰なことが原因で、盛り上がった皮膚がまつ毛を内側に押し込んでいる状態です。
ご家族が逆さまつ毛に気付いたり、学校検診で指摘されて、眼科に受診することがほとんどです。成長に伴って改善することも多いため、眼科で定期検査を受け、角膜を傷つけていないかチェックしましょう。
眼瞼内反症
がんけんせいないはんしょう
眼瞼内反症は、まつ毛だけではなく、まぶた全体が眼球の方を向いてしまう状態で、まつ毛も内側を向きます。主に加齢により、下まぶたを支えている組織やまぶたを閉じる筋肉がゆるんだり、まぶたの皮膚がたるんだりすることが原因とされています。
生まれつきの眼瞼内反症(先天眼瞼内反症)もあります。
睫毛乱生
しょうもうらんせい
睫毛乱生は、まぶたの向きには異常がなく、正常なまつ毛の中に眼球に向かって生えているまつ毛が何本かある状態をいいます。
まつ毛の毛根の周囲で起きた炎症による傷跡などが原因で、まつ毛の生える方向が不規則になってしまうものです。
●逆さまつ毛の日帰り手術
逆さまつ毛を根本的に改善するには、手術が必要です。
複数の術式の中から、まつ毛やまぶたの状態に合わせて最適な術式をご提案いたします。